カンボジアで手織りでシルクを生産している村の支援活動に参画させて頂くことになりました。            
人の手、人の心、やさしさに触れて、感じた幸せ感を、日本のみなさんと分かち合いたいと思います。       
手作りの支援活動、手作りのシルクショール、手作りのご紹介…、全てがゆっくりと地道ですが、
一つ一つ、一人ひとりがゆっくりと、しっかりとつながっていくことを願い、私たちも地道に歩みます。
<NPO法人グローバルハートスペース/シルク村支援協力プロジェクト>

2012年2月26日日曜日

現地特派員レポート/Yuna

2月24日プノンペンにてGHS+HOC、そしてCEALOグローバル・ハーモニー・ジャパンの協力による

2012年度、プレックレイ村支援のためのショール企画の打ち合わせ



昨日は、HOCとGHSショール企画について打ち合わせを夜遅くまで行いました。

今回、GHSからは私一人でしたが、メンバーがあれこれ技術的な知識も何もなく、ただ「こんなショールなら素敵だろうな、みなさんの協力を得られるのでは。。。」という思いだけで指示書を3名がおのおのに作ったものを持参。

本人の意図がよく分からないところもありましたが、おそらく本人に聞いても分からないと思い(苦笑)、そこは村の人たちに相談してみることにしました。

まずこれまでの流れを説明し、Shien Tokyo のショールに対する支援継続が難しくなってしまったことで色々と心配しただろうけれど、反物は継続なので気を抜かず、いに苦しい時こそ一緒に頑張る気持ちをわすれないでほしいという話をしました。

そして、ショール分の仕事減に対するフォローとして、あらたに協力してくれるグループが出てきたので今年分の仕事にしてもらうための応援ができそうだけれど、これまでのShien Tokyoの技術指導の内容を忘れず頑張ってほしいと伝えました。

また、代行とはいえ、中途半端な協力をするつもりはないのでグループのメンバーは短期であっても、臨時であっても全力で取り組む意識でやるということを伝えました。

GHSの対応としては、

①工賃を下げず、村の全体収入がサポートされるようにする、
②材料費を抑えHOCの事業費が予算内におさまるようにする
③材料を減らし、難しい技法で時間をかけなくても人に喜ばれる作品に仕上げる工夫をする

という3点に集中します。
私たちは、①~③を念頭に色、サイズ、厚さなどを提案し村の人たちがこれらの課題をクリアしながら仕事をし生活するために必要な収入に充当できるようにと資金援助させていただきました。

具体的にはHOCが村の課題への取り組みや状況を見ながら管理監督、指導を行う、私たちは、日本の皆さんとの

架け橋を担う、という協力体制で事業を進めていきます。




Shien Tokyoが援助した伝統技法習得の研修もやっと終えたところだけれど、今からの仕事はその技法も使わない。しかし、その技術を忘れないように。いつでもShien Tokyoがショール企画も再開できるようになった際、対応できる練習は続けてもらいたいことも伝えました。
だからといって、粗悪なものにならないよう、その分気を配り、ていねいに染めから織りを行ってもらい、カジュアルなスタイル(やわらかくざっくりした感じ)に仕上がる工夫をGHSとして提案させてもらいました。



<今回の提案> 

今の課題はやわらかさ。どうしてもこれまでのショールは私たちにとって、フォーマルに身につけることをあまり前提にしていないので硬く感じてしまっていました。
米(ごはん?)のゆで汁をシルク糸を洗うときに使う、

ということをよく耳にしていました。「柔らかくするため」という情報だったのですが、米のとぎ汁は不明ですが、もしゆで汁ならば昔日本でもお米(炊いた粒)を糊の代わりに使っていたように実はパリッとするのはそのせいじゃないか、と思います。村の人にそれを話すと、たくさん使いすぎると硬くなる、というので、やっぱり!と思って、今回は全く使わずにやってみることを提案。

また、これだけが改善方法でなく、手織りシルクは縦糸、横糸の太さのコンビネーションによって仕上がりのやわらかさが違ってくるとのことですが、技術面では知識不足…。村の人とああでもない、こうでもないとやりあうしかありません。

また、色の組み合わせによって全く予想外の色に仕上がるので、仕上がったときにこういう色になれば素敵だけれど、縦横それぞれ何色にすればよいのか、というところから村の人たちの意見を聞きながら色を決めました。

手織りシルクは、縦糸の長さが決まっているので、大体、40cmぐらいの幅で180cmぐらいのショールを織ると、はた織機1台につき70枚ぐらいのショールができます。

村への支援が来年も継続できるように、自分達が皆さんにご紹介し、ご協力を得られるのではないかという予測枚数は、これまでの実績からして1年に200枚…、頑張って300枚!これでも今の自分たちには高目標。 


しかし、村の人たちが生活していけるだけをまかなおうとすると1000枚相当を織らなければいけない計算です。
ただし、これまでのShien Tokyoの協力で、年間約1000枚分を織るように計画してみたところ、結局村の人は1年内に織りきれなかったという結果もあり、みんなが努力しなければいけないというのが現状。村も頑張る、我々も頑張る、実力以上のところは仕方ありません。

そこへ、はた織り機1台分(つまり1人分)の70枚を生成りのまま織り、そのまま全部、染色用に引き取って頂ける方を探したところ手を上げてくださった方がお一人!!

70枚は難しいけれどもう少し枚数がすくなければ、という人も現れ、結局210枚分(3台分)を染め工程なしで白のまま追加し、村の人になんとか約500枚分の仕事ができるようにしました。

                    以上 レポートでした!(Yuna)